自動車免許取得のため初めてローンを組みました
現金一括で買えない物にはできるだけ手を出さない、と言うのが私のモットーです。
借金を作るのが嫌だし、作った借金を返せるかどうか悩むのも嫌だからです。
私の場合幸いにも日常生活において高額な買い物をする必要がないため、それでずっと間に合っていました。
だがしかし、二十代後半にして始めてローンを組むと言う事を経験します。
理由は自動車免許取得のためです。
自動車免許の取得は恐らく殆どの人が御両親に援助してもらって若いうちにしているのではないかと思いますが、私の場合十代後半から二十代中盤にかけて海外暮らしだったり、どこの国に生活基盤が落ち着くか今一はっきりしない生活をしていたため、二十代後半まで免許取得をせずにいました。
日本に帰国後東京で働き始め、本当の事を言えばずっと免許なしで行こうと思ってすらいたのですが、二十代後半のある日、転職を決意し面接を受けたところ、面接は合格だが免許を取るように言われたため、しぶしぶ腰を上げたのです。
ローンの申し込み時点で私は会社を辞める直前で、一応まだフルタイムの正社員でした。
NTTりそなのサービスで自動車学校の申し込みをしたので、同じくNTTりそなを通じてローン会社に連絡してローンを組みました。
月々の支払額は一万五千円程度で、二年ほどのローンだったかと思います。
それまでローンなど組んだ事はなかったため、はっきり言ってかなり不安な気持ちでした。
返済できなくなったらどうしよう、詐欺か何かで騙されたらどうしよう、とひたすら心配でした。
転職して働き続ける予定だったので収入の当てがないわけではないし、貯金もそれなりにあったので返せない額ではなかったのですが、転職先でうまく行くかどうかはまだ未知数で、ローン返済期間中に辞めてしまったらどうしよう、などと本気で考えました。
結局のところそういった心配は杞憂で、しかも転職後思ったより早く生活が落ち着いたため前倒しにして全額返済できました。
ローンを組むと言う経験をしたことによってまた一つ社会勉強ができたとは思いますが、それでも何故か今でも現金一括で買えない物に手を出したくない気持ちは一緒です。
なぜでしょうか。