総額2,300万円で一戸建てを購入し、頭金なしの全額ローンで返済をしています
私たち夫婦は、公営住宅に住んでいました。
家を建てようと考えたのは、1990年頃で、結婚した翌年、長男が生まれた時からでした。
当時の年収は400万円弱
当時私は、小さな下請け会社の営業所の所長をしていました。
それで、年収は400万弱でした。
住宅展示場を数カ所見て歩きました。
どの建物もきれいで目移りするばかりでした。
ただどこの地域に家を建てるかを考えた時、妻が
「なるべく実家の近くが良い」
というので、義父母が住む町内に土地がないか探しました。
そうしていると、義父母が住む団地を造成した不動産会社が、物件を紹介してくれました。
義父母の家まで車で2〜3分、スープが冷めないその土地に決めました。
当時は貯金も一銭もなかったです。
当時は貯金も一銭もなかったのです。
が、不動産屋は、「今は頭金が無くてもローンが組めるから心配いりませんよ」とのことでした。
土地は約70坪、坪単価10万円で700万です。
建物の大きさをどの位にするか、悩みました。
ハウスメーカーに相談すると、きっと大きな家を提案してくるから、ハウスメーカーはやめて、不動産屋のつながりのある工務店に相談しました。
当時は子供がまだ1人。
これから増えても、もう1人か2人という計画で間取りの設計もしてもらいました。
1994年(平成6年)の夏に家が完成
1994年(平成6年)の夏に家が完成しました。
結局建物は、28坪の小さな家です。
2階の子供部屋は、約18畳のワンフロアにしました。
子どもの成長に合わせて、家具で仕切れるようにしました。
ローンは、国民金融公庫
ローンは、当時の国民金融公庫で借入することにし、県内で最大手の銀行を窓口にしました。
返済期間は25年。
ボーナス併用の5年間ステップ償還で返済条件を決めて、長いローン返済生活が始まりました。
返済中にバブルがはじけました
最初の5年間は月々5万円程度。
ボーナス払いが10万円程度で楽な返済でした。
当時はバブルの絶頂期で、もっともっと給料も増え、世間の金回りの良さが続くだろうと確信していました。
ところがバブルが弾け、世の中は一気に不景気に。
仕事も減り給料も下がっていきました。
それとほぼ同時に会社は、新事業を立ち上げました。
私が中心になって仕事を進めていたのですが、会社本体がダメになり、倒産してしまいました。
転職できたのでローンを見直しました。
私は、運よく次の会社に入ることはできました。
私たち夫婦は今後のローン返済を見直さなければならないと考えました。
そして、地元の労働金庫に相談しました。
幸い金利もぐっと下がったため、ローン期間を5年間延長し、ボーナス返済もやめ、毎月85,000程度の返済額にして、現在支払いを続けています。
4年後の2024年に完済する見込みです。
子供たちも成人し家をでていきましたがでていきましたが、ローンの完済日が来るまで、節約生活は続きます。