住宅ローンの総額2000万円の中古住宅を頭金ゼロで突然購入することになったわけ

我が家が、当時住んでいた賃貸住宅を購入せざるを得ない状況になったのは、家主が破産宣告をして住宅を手放すことになったからでした。

破産宣告をすると競売に掛けられて新しい家主になります。

新しい家主が退去命令を出した場合、我が家は退去しなくてはならないそうです。

それならば競売物件になる前に、我が家で購入してもらえないかと銀行から申し出があったのです。

住宅を購入することになった時の状況

忘れもしません2011年の6月頃の話しです。

主人は自宅の1階で個人事業をしていましたが収入が少なく、私も外へ働きにでていました。

夫婦二人合わせても月の収入は20万円ほど、食費・光熱費・雑費等で10万円ほど掛かり生活費もカツカツで、貯金も全くない自転車操業の状態でした。

そんな苦しい生活の中、家を買うなんて考えもしたことがありませんでした。

 

しかし、今の家を引っ越すこともできないので、この家を買い取ることはすぐに夫婦で決めました。

住んでいる家の家賃が月12万円だったので、月々12万円ぐらいまでならローン返済はなんとかなるだろうと考えました。

総額2000万円の中古一戸建て住宅で、月々の返済は購入当初からずっと12万円で20年ローンです。

頭金もゼロで収入も良くなかったのでローン会社がなかなか見つからず、利率は高くて3.9%でした。

住宅ローンの支払いは順調です。

住宅ローンを払い始めて5年が経ちました。

繰り上げ返済をだいぶ頑張ったので支払いはあと5年になりました。

家主への支払いだったものが、住宅ローン返済の支払いに変わっただけで生活に変化はほぼありませんでした。

利率が高いので少しでも早く返済しようと繰り上げ返済を頑張ったので、節約をするようになったぐらいです。

金利が安いローン会社で購入はおすすめです。

住宅ローンの完済という目標があるので貯金も夫婦が協力し合えることができています。

ですが、無理に返済へお金を回すことはせず、余分に動かすことのできるお金とたまの息抜きに使うお金はおいておき、無理なく生活するように心がけています。

賃貸だったときよりも、購入してからの方が「うちの家」という意識が強くなり、建物を大切にしたりご近所づきあいを大切にするようになった点も購入して良かったところです。

 

我が家は住宅購入を余儀なくしましたが、買おうかどうしようか迷っている方にはぜひ購入をおすすめします。

ローンについては、無理のない返済プランを考えて納得できるローン会社をしっかりと選んでください。