軽い気持ちで借りず、借りる際には返済のことまでしっかり考えて
2014年11月26日
私がまだ高校三年生の頃、大学に進学するために学資ローンを借りました。
うちの家には父、母、弟が一人。
父は無職、母はパートに出ていましたが、ほぼ収入があってないような家庭でしたので大学進学のためにはローンが必須でした。
大学が紹介してくれたという安心感もあり、借入先はすぐに決まりました。
借入金額は約800万円。
大学卒業後に月々3万円ずつで返済をしていけるということだったので、その当時は特に何も思わずローンを借りていました。
大学在学中はそのローンで十分に暮らしていくことができました。
金額的には最低限の生活ができる程度でしたので、四年生になったときの卒業研究などは収入を気にせず勉強に励むことがありました。
また、割と学校が暇で余裕のあるときにはお小遣い稼ぎにアルバイト等をしていたこともありました。
大変だったのは大学卒業後です。
就活には成功しましたが、職場の人間関係に疲れ半年程で退職してしまい、月々の返済に困りました。
返済が滞り、催促されたこともあります。
しばらく職を転々としていた時期には職についても返済のため貯金ができず、無職期間の生活に苦労しました。
現在も未だ返済中ですが、私自身家庭を持ち、安定した仕事に就くことができたため定期的に返済することができています。
高校生では分からなかった「就職と収入」のことを考えておかなかったのが、私の失敗の原因であると思っています。
ローンを借りる際にはポジティブな考えだけでなく、「何かあったときに返済していけるか」というリスクについてもよく考えることが大切です。